mr.novemberのブログ

暇と退屈、そして音楽の楽しみ方。

【年間ベスト_番外編①】2013年 "極私的" 期待ハズレだった3枚

年末に2013年の個人年間ベストを発表しましたが、
今週は予告通り「2013年期待ハズレだった3枚と2014年期待の3枚」をご紹介していこうと思います。

では「期待ハズレだった3枚」から

「期待ハズレ」については敢えてリスナー、批評家含め一般的に評価が高かった作品の中から選んでみました。その方が読んだ人がイラっとしてくれそうですしね(笑)。
(アルファベット順)

・Aluna George 『Body Music』(Vagrant / Island)

Body Music: Bonus Track Edition

3枚共に共通していることですが、期待値が大きかっただけにというのはありますね。
時流的なタイミングもバッチリだったし、ポスト・ダブステップにおける最強のR&Bキラー・チューンとも言えるシングル="Your Drums, Your Love"も最高だっただけに余計にアルバムには失望。特にトラックやサウンド・メイクのショボさは、イベントとしては最高だったDisclosureとのダブル・ヘッドライナー来日でも確認出来た。やはりDisclosureの二人とは実力差があることは歴然ですね。このレビューにもとっても共感しました。

Justin Timberlake『The 20/20 Experience』(SMJ)

The 20/20 Experience (Deluxe Version)

 いや、完全に好みの問題です。これだけ賞賛されてる作品なだけに挙げるのは気が引けましたよ、ええ。でも"Suit&Tie"、そして"Pusher Love Girl"というモンスター・トラックを擁し、トレンドを踏まえつつ未来へと導くセンスの良さ、そしてカッコ良すぎなジャスティンのドレッシーなファッションと完璧感バリバリの作品でありながら、プログレばりの長尺はちとキツかったです。オジサンはアテンション・スパンが短くてね・・・(笑)。総合的にはやっぱ前作『Future Sex/Love Sounds』が好きですね、はい。

Phoenix 『Bankrupt!』(Glassnote)

Bankrupt!

何かとっても評判いいですけど、本当に良いですかね、これ?ヒドくは無いと思うんだけど・・・。個人的には前作から予感がしていたもののバンド版「イノベーターズ・ジレンマ」に陥っている典型例かなと。フランスというポップ・ミュージックの第3国でトレンドを客観視しながら、ある意味自由に探求を続けられた立場からマーケットをリードする立場になるとやっぱ面白くなくなるな〜と。それもこれもPhonenixはセカンドの『Alphabetical』(「D'Angeloへのロックからの回答」と思ってます)が最高傑作と思ってる質なせいかもですけどね。 

Visit Keigo Sadakane's profile on Pinterest.