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【Live Report】「アメフト・クラスタ」とディスクロージャー Live@新木場スタジオコースト_May 15, 2014

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「アメフト・クラスタ」の招聘に成功した夜

漂う余裕。勝者の貫禄。ステージにおける身振り手振りや、曲間の立ち居振る舞いやMC。すべての挙動に自信と余裕が漲る。クラウドの熱狂を受け止めながら、適切に捌きつつフロアを掌握していた。1年以上は続いているであろう、ワールドワイドでのツアー経験の重みを物語る威風堂々としたその佇まい。

昨年、アルーナ・ジョージとのダブルヘッドラインでリキッドルームに来日した際は、あくまでも新人風情というか、自分たちのやっていることに一生懸命でクラウドの心と体を緩急をつけながら巧みに操るなんていうレベルには至っていなかった

セットリストとしては、昨今ポツポツと発表している絶好調な出来の新トラックの披露は封印(してたよね?)、基本デビュー作からのトラックで手堅くセットを固める。フロアの反応はすこぶる良い。F For YouFire Starts to Burnなんかが流れるとボーカル・パートの大合唱とともにフロアは文字通りブチ上がる感じ。もうチャラ箱さながらの盛り上がりだ。

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 この会場のヴァイヴを形作った最大の要因はクラウドクラスタ。最近はインディー寄りアクトのライブにおける外国人比率は年々高まっている肌感だが、この日は更に高い。加えて今回はクラスタが全く他のアクトとは違った。簡単にスクール・カーストな文脈で言うと「アメフト」クラスタがマジョリティだった訳。しかもチアリーダークラスタ連れて。そして皆、若い。「あ、俺もうオッサンなんだ」って自覚させられたもん。そして日本人のクラウドの中においても外国人内ほどではないけど、普段インディー系のライブやフジロック等では絶対に集うことのないパーティー・ピープルが大結集で個人的にはすっごい楽しめた。

20年近く色んなライブには足を運んでいるけれど、日本でインディー寄りのアクトがこんな光景を作ったのは初なんじゃないの??Maroon5とか本国ではチャラ〜い感じのクラスタをがっつり呼べるバンドでも日本でやると、商社勤務の30-40代がデートで(偏見。笑)みたいな感じになってビミョーにズレるから。

いや、にしてもいとも簡単にオールナイトのWombのハウス・パーティー(これも偏見?笑)みたいな光景を元はただのギークだったはずのローレンス兄弟が作り上げてしまったのにはちょっと面食らったな。なんか出来そうな感じだっただけど、本当にやっちゃったみたいな。

なぜ他の誰でもなくディスクロージャーだったのか?

まぁ、この問いに答えるエントリを書けという叱責は正面から受け止めます。が、よく分かりません(笑)。とにかく結果ディスクロージャーだったのですという夜。そしてそれはとってもエポック・メイキングな夜だったのかもしれない。

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