読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

mr.novemberのブログ

暇と退屈、そして音楽の楽しみ方。

【Feature】Banks _ 久しぶりのバンクス

f:id:mrnovember0708:20140608190829j:plain

ちょっと焦らし過ぎ

早いものでBanksの最初の音源がネット上に出回り始めてから1年以上が経つ。
2014年は「BBC Sound of 2014」へのノミネートと3位という結果。モード誌を始めとしたメディアへの露出コーチェラへの出演と着実にステップアップを重ねてきた。また彼女が制作においてコラボしてきたJamie Woon、UKファンキー人脈の Lil Silva、そして以前も紹介したSOHNといった面々の知名度UPもあり「エレクトロニックでダークなR&Bという空気感が前景化したことも彼女にとってはプラスだったに違いない。いずれの動きも余り日本では話題にさえなっていないので、ちょっと実感は湧きづらいかもしれないけれど。

またそれまでの間に9月にリリース(当初は6月頃が予定だった)が予定されているデビュー・アルバムに収録されるであろう楽曲をぽつりぽつりとドロップしてきている。その最新曲がこの「Drowning」


米・王道女性R&Bと真っ向勝負のクオリティ

これまでと同様グリッチーなビートを基調にしたダークなR&Bテイストという方向性にブレはない。個人的にはChangeと並ぶ現時点でのベスト・トラックだと思う。
にしても刮目すべきはこのPVにおけるビジュアル演出の質の高さ。しかも段々とそのレベルを上げてきている感がある。素材の良さがあるにせよ、この見事な官能性は、リアーナらが布陣を張るアメリカの王道R&Bに勝負できるのではという期待さえ持たせてくれる。白人の女性ソロ・シンガーがそこに正面から挑んでいくなんてことは余り見かけることじゃないからね。

f:id:mrnovember0708:20140608193412j:plain

特別な何かになるために

あとは彼女が「グッド・ルッキンでそこそこ歌えるシンガー」で終わらないため必要なこと。それは楽曲の中でもっともっと焦点を当てる感情を絞り込むことだろう。既に怨念のような粘着性のあるリリックではあるが、まだまだよりダークにディープに彼女自身のエモーションにフォーカスしてエッジを立てるべきだ。
サウンド・メイクについては色んなトラックメイカーやプロデューサーの力も含め正直どうにでもなる。とにかく彼女自身は曲の骨格、そしてフォーカスする感情の芯を定め切ること。そうすればBanksは他とは一線を画す特別な存在になれるだろう。彼女が人の心の奥深い暗部に連れて行ってくれることを大いに期待する。一つの解が見えるまであと少し。


Banks - Change @ Coachella 2014 (2014/04/12 ...

広告を非表示にする
Visit Keigo Sadakane's profile on Pinterest.