【新・Weekly Music】HYPE MACHINEで見つけた素敵な音楽たち⑧
いやー、W杯が始まりましたね。イタリアが初戦白星スタートで気分が良いです。
今週のイチオシ
Steven A Clark "Lonely Roller"
エレクトロニック・ソウルやインディー/オルタナティブR&B、そんなフレーズで表現されるアーティストはまだ後を絶たない雰囲気だ。
Antony and the JohnsonsやRichard Swift、Yeasayer、Major Lazorまで幅広く骨太で良質なアーティストを揃えるインディー・レーベル=Secretly Canadianから3曲入りEPをリリースしたばかりのこのSteven A Clarkもこのジャンル名とともに紹介されそう。
SCからのリリースなのでもっとひと癖あるのかなと思ってましたが、極めてオーソドックスなソウル・テイスト。「SOHNとかはちょっと今っぽすぎ・・・、でもDrakeとかまで行っちゃうとヒップホップより過ぎて取っ付きににくくて・・・」みたいな人が仮にいたら(居るのか?笑)丁度良い塩梅かもです。
<Hypemachine:http://hypem.com/artist/Steven+A.+Clark>
今週の次点
James Vincent McMorrow "West Coast (Lana Del Rey Cover)"
ラナ・デル・レイはご存知でしょうか?彼女の音源が最初に出回り始めた頃、大騒ぎしていたのは誰だ?ええ、僕です。そしてリリースされたデビュー作には失望させられ、来日はすっぽかされ、散々な目に合わせてくれたのがラナでした。
デビュー作のクオリティはやはりかなり残念なものではあったものの、アメリカではメディア空間を巧みに泳ぎながら着々と存在感を増していき、今ではカニエ・ウエストの結婚式でとんでもないギャラで歌ったとかいうゴシップも流れる存在に。
「ひとりの生身の女性シンガーソングライター」というアイデンティティの確立ではなく、メディア上の架空のペルソナとして上手く立ち位置を作れたのが功を奏したのでしょうか。
そんな彼女がもうすぐセカンド・アルバム『Ultraviolence』をリリース予定。そして、これがまた凄く良さそう。少なくともこれまでリリースされてきた新作収録曲はかなり良い。と、またダマされるかもしれないので(笑)半信半疑でいますがちょっと楽しみなのも事実。
今日紹介するのは、そんな新作からの1stシングルでもある「West Coast」。ですが、紹介するのはラナ本人じゃなくてカバー(笑)。HypeMachineでは人気のJames Vincent McMorrowが本家を喰うような渋いカバーを披露しているので敢えての紹介です。
<Hypemachine:http://hypem.com/artist/James+Vincent+McMorrow>