【上半期ベスト】2014年 上半期 ” 極私的”ベスト・アルバム _ 1位
そして上半期ベスト・アルバムの発表です
1. Sharon Van Etten 『Are We There』(Jagjaguwar)
細かい話は既にレビューで書いたが、何度でもこの作品を世に紹介することは厭わない。永遠に語り継がれ、聴かれるべき圧倒的な傑作だ。
これまでの3作で存分にその才能の秘めたる力を示してきたシャロン・ヴァン・エッテン。全ての制作を一人でこなすことで改めて自信を身に付けた彼女がその才能を余すことなく作品に結実させ、4枚目にして遂に到達した金字塔と言えよう。
音楽がこんなにもダイレクトに人の感情に働きかけ、深く染みわたるものなのだと痛感させられる。何度でも繰り返し聴いて然るべき作品だ。そして、次第にこの音楽があなたの心の奥深くにある扉を開ける鍵になっていることに気づくだろう。
2014年に生きていたことを感謝せずにはいられない。この作品と向き合うことはそんなことさえ口にしたくなる比類なき体験をもたらしてくれることを固く約束する。
<おすすめトラック>
Sharon Van Etten - "Our Love" (Official Video ...